Photo01 of ie丸の内ビルディング　名古屋丸の内の賃貸オフィスビル

当初、このie丸の内ビルディングを設計するにあたり、設計士　國分孝雄氏は、『ファサードは、街路樹の四季の移ろいと空の青さを反映させ、周囲の環境と一体となって宥和する』ようなイメージでデザインしました。

熱線反射ガラスによる湾曲したカーテンウォールに映し出される表情は、上方では青空と一体化し、下方では桜通りの銀杏並木を映し出し、四季の移ろいを感じ取ることができます。他を圧倒する意匠になっております。

このビルは、自然光を最大限に取り込むために、桜通りに面する南面と北面・東面の３方に開口部を設け、最適な採光計画を作り上げました。窓面においては、西日を一切取り込まない設計としました。

オフィス空間は２，７００㎜の天井高と最大幅約１６ｍの無柱空間により、ゆったりした空間とレイアウトの自由度を確保しました。柱がフロアの中に一切ないことと、ある程度壁があることにより、書庫・棚などの設置場所を確保しオフィスレイアウトをしやすく、ロスが極力少ないオフィス空間だといえます。

東面は、窓面を設けず一部壁にしてます。その理由は、ビル東側には隣接して白山神社があります。『神様を見下ろさない』ことを忠実に守る設計にいたしました。
こちらの神社には毎日数多くのビジネスマンがお参りをしているのを見かけます。また良い噂も昔から聞きます。隠れたパワースポットかもしれません。